2020年5月25日月曜日

114、蛇ヶ(じゃが)橋

平成22年7月17日、蔵王のホテルを8時10分に出発、13号線を上山市から南下、左に奥羽本線(山形新幹線)が並行すると南陽市に入ります。約2km先を左折「吉田橋」を渡り、奥羽本線の踏切を渡り、道なりにしばらく行くと前川に架かる「蛇ヶ橋」を渡ります。

南陽市小岩沢地区の北川に架かっている「蛇ケ橋」は、小巌(こいわ)橋とも呼ばれています。親柱は両端に柱状の石を立て一部欠けたような跡がみられます。欄干は3枚の板石で形成してある重厚な造りとなっています。川幅が狭いため、橋の下に見られるアーチ部分も狭まくなり、その形がまるで馬の蹄(ひづめ)のように見えることから、馬蹄(ばてい)型と呼ばれるそうです。
地元の語り部「夕鶴の里友の会」の創作民話に、蛇ヶ橋がまだ木橋だったころ、洪水で橋が流れて村人が困っていると、多くのヘビが集まって縄橋のようになって、村人たちを渡らせた、という話があるそうです。昔は蛇ヶ橋がなければ地区内のどこにも行くことができなかったそうです。そんな蛇ヶ橋の歴史や伝説を地域の財産として語り継がれています。今でこそ、道路が整備されて不便に感じることは少なくなりましたが、今も生活道路として通学・通勤路として使用されています。

114、蛇ヶ橋(じゃがばし)


全長:6メートル
橋幅:6.7メートル
形状:石造りアーチ橋
架橋:明治14年(1881
川名:前川(最上川支流、須川の支流)






 

 

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