2020年6月21日日曜日

136、光禅寺の太鼓橋 

平成22年7月15日、仙台でレンタカーを借りて村山市の幾代橋を見、河北町の開花した紅花畑を訪ね、今夜の宿「蔵王温泉」に向かう前に山形市鉄砲町の「光禅寺」を訪ねました。

明治初期、当時の県令(知事)だった三島通庸が土木建設事業に力を入れたことから山形県内にも多くの石橋が建設されました。三島は薩摩出身だったことから、石橋建設の技術を持つ九州の職人が招聘され、山形県内の石橋の建設と技術指導を行ったようです。今も南陽、上山に残る吉田橋、堅磐橋や楢下の覗橋、新橋など多くの石橋を架橋しました。それら道路用橋の技術は県内の寺社境内の参道にも取り入れられることとなってゆきました。

三島通庸は、福島から米沢に抜ける栗子トンネルの建設なども手掛け、後に福島県令や栃木県令・東京都の5代目の警視総監を務めたことでも知られます。NHK大河ドラマ「いだてん」の三島弥彦は息子になります。

光禅寺は山形市鉄砲町2丁目にある寺で、400年ほど前に山形城主最上義光が設けたといわれています。

136、光禅寺の太鼓橋

架橋:明治12年(1879)「境内の滝から池へと続く流水に架かる参道の橋です」

PhotoRIVHOT Works /15th July 2010
 



 


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