2020年2月29日土曜日

43、明正井路一号幹線一号橋

今回の橋は、2月の橋としてトップページに写真を張っていた「明正井路一号幹線一号橋」です。
大正8年に架橋された6連の石造りアーチ水路橋です。

豊後大野市(当時の緒方町・清川村)の水田に水を送るために架けられた17基の水路橋のうちの一つです。構想は江戸時代からあったのですが、明治時代から大正時代に作られたので「明正」の名が付いたといわれています。

平成26年11月17日8時10分に大分のホテルを出発、朝地などの橋を巡った後、この日9番目の石橋でした。豊肥本線「竹田駅」からR502を2km進み右折R8を約9kmで正面に6連の橋が現れます。

43、明正井路一号幹線一号橋 (めいせいいろいちごうかんせんいちごうきょう)
   大分県竹田市大字門田

橋長:78メートル
橋幅: 2.8メートル
形状:6連石造りアーチ水路橋
架橋:大正8年(1919)
設計:矢嶋義一
石工:川野茂太郎

photo:RIVHOT Works  17th Nov, 2014

 
 
 
 
 
 
 
 

2020年2月27日木曜日

42、郡代御詰所眼鏡橋

昨日は九州新幹線の「新八代駅」前のホテルに投宿、夕飯は居酒屋でと思っていたのですが、店が無くJR鹿児島本線で隣の「八代駅」まで行きましたが、ここにも居酒屋も食堂も無く、スーパーで買い出しという羽目になりました。
平成28年11月26日、8時5分八代のホテルを出発、種山石工の里「東陽町」の石橋を巡った後訪ねたのがこの橋です。

嘗て、この橋は200メートル程下流の八代郡代詰所の前に有ったそうですが、昭和54年の水路改修の際に、現在の場所に移設されたそうです。

42、郡代御詰所眼鏡橋

橋長:12.5メートル
橋幅: 2.67メートル
架橋:天保年間(1830~1843)
川名:氷川大堰用水路
photo:RIVHOT Works 26th Nov,2016

橋の上部は輪石のみの薄い石橋です。 
 
 
 



 
 


2020年2月26日水曜日

41、山之神橋

平成26年11月17日8時10分、大分のホテルを出発、442号線を南下すると、七瀬川でダムの建設を峠から見ることが出来ました。

神原の山之神橋は、明正井路橋から、8号線を2kmほど先の嫗岳郵便局の横に有りました。

41、山之神橋 (大分県竹田市神原 「こうばる」)

橋長:18.4メートル
橋幅: 4メートル
架橋:大正10年(1921)
川名:神原川
石工:堀本忠次郎



向こうに郵便局ののぼりが見えます。
 
山之神橋の親柱
 
 

2020年2月25日火曜日

40、栗林橋

令和元年9月11日八女市のホテルを8時5分に出発

八女市商工観光課作成の小冊子「石工たちの魂、八女の石橋」には48の石橋が収録されています。その内、今日は約20の石橋を見る予定です。
最初に星の村を訪ねた後、上陽町横山川の石橋を見てから、星野川の上流部にある栗林橋を訪ねました。上陽町の中心部にある情報館「ほたると石橋の館」から、星野川約5km上流にあります。

ここには、以前大正期に架けられた1連の栗林橋がありましたが、洪水で流され、その後木橋が架けられましたが、すぐに流され、再度昭和4年に頑丈な2連の石造りアーチ橋が架けられ、今でも車が走っている現役の石橋です。

40、栗林橋 (福岡県八女市上陽町)

橋長:39メートル
橋幅: 3.7メートル
形状:石造り2連アーチ橋
川名:星野川
石工:山下佐太郎(八女)
photo:RIVHOT Works  11th Sep, 2019

 
 
八女茶の畑と栗林眼鏡橋
 


52号線を星野川に沿って走ると、左に2連の橋が見えます。左折して橋を渡り空き地に駐車。

 
 

2020年2月23日日曜日

39、熊野神社参道眼鏡橋

平成26年12月30日、日帰りで房総の水仙を見に行き、帰りに以前一度訪ねている山名の熊野神社の参道に架かる石造りアーチ橋をもう一度見に行きました。

この橋は、自然石の参道階段を上ったところに架かっている橋で、下には川ではなく農道が走っています。普段は訪ねる人はほとんど無い様で、庭はイノシシに掘り起こされて荒れ放題でした。

39、熊野神社参道眼鏡橋 (千葉県南房総市山名)

橋長:次回測ってきます。
橋幅:1.79メートル
架橋:明治期
photo:RIVHOT Works 30th Dec, 2014

参道の階段を上ると最後に石橋が架かっています。

橋の下は畑に続く農道です。
 

温暖な房総は、この時期水仙まつりです。

 

2020年2月22日土曜日

38、堅磐橋 (かきわばし)

平成22年7月17日、初夏?いや真夏です。スキーで賑わった蔵王温泉の宿泊はこの時期安くてねらい目です。ここを起点に、7月15日から2泊3日の予定で石橋を探しに来ました。初日は河北町の紅花畑を訪ね、昨日は酒田の本間美術館・鶴岡の致道美術館などを訪ね、今日はホテルを8時10分に出発、いよいよ天童・上山市・南陽市・高畠町・米沢市の石橋巡りです。

上山市で訪ねた「堅磐橋」は、薩摩出身の初代県令三島通庸により、呼び寄せられた薩摩の奥野忠蔵技官との架橋と思われます。

38、堅磐橋

橋長:14.3メートル
橋幅:  6.6メートル
形状:石造り2連アーチ橋
石材:前川から採取された凝灰岩
川名:前川
計画:三島通庸、奥野忠蔵
photo: RIVHOT Works 17th july 2010

壁石がしっかり積まれており九州の後期の石橋に近い
 
 

 
 

2020年2月21日金曜日

37、洗玉眼鏡橋 (せんぎょくめがねばし)

九州石橋探索の旅も5回目、令和元年9月6日に自宅を出発し、有馬温泉で汗を流し、姫路城など見学しながら福岡に入ったのが7日、佐賀などを廻りながら八女市福島のホテルに入ったのが10日でした。
令和元年9月11日、八女市福島のホテルを8時5分に出発、先ず八女市黒木町の霊巌寺の奇岩と八女の茶畑などを見学後、上陽町の石橋を見学しました。

この橋は、2度目の訪問、前回は阿蘇方面を廻り、福岡市に向かう途中寄ったのですが、もう薄暗くなっていたので写真も充分に撮れませんでした。

37、洗玉眼鏡橋 (せんぎょくめがねばし) 福岡県八女市上陽町

橋長:32.5メートル
橋幅: 5.0メートル
形状:石造りアーチ橋
架橋:明治25年(1893)
川名:星野川
石材:阿蘇凝灰岩
石工:橋本勘五郎
photo:RIVHOT Works 11th Sep, 2019



 

 
 

 

2020年2月20日木曜日

36、丑太郎橋 (うしたろうばし)

平成28年11月23日、佐世保のホテルを8時20分に出発、世知原の石橋群を廻っています。先ほど「33、奥ノ口橋」を見た後、同じ鍋田川の上流にある、丑太郎橋を探しています。

農夫(丑太郎)が、農作業で自分の畑に行くために自然石を使って架けた個人のための石造りアーチ橋で、架けた本人の名が付いています。
 
架橋時期は資料らしいものは無く佐世保市でも把握できておらず、大正期に架けられたらしい。

丑太郎は上流に「野田橋」も架けていますが、今回は時間が無く見に行けませんでした。

橋の場所は、佐々川支流の鍋田川の上流にあたり、下流には奥ノ口橋があります。
 
36、丑太郎橋 (うしたろうばし)
 
橋長:5.3メートル
橋幅:1.8メートル
架橋:大正期
川名:鍋田川 (佐々川の支流、上流域)
photo:RIVHOT Works 23th Nov, 2016
 
下流から見た「丑太郎橋」
 


佐世保市の文化財と指定されているが、シーズンオフになろうとする、この時期橋の上は草が伸び放題!
 
 
 
 
 

2020年2月19日水曜日

35、鶴の平眼鏡橋 (つるのだいら)

昨夜は、早めに夕飯を済ませ、高千穂神社の夜神楽を見学、平日にもかかわらず大勢の見物人でした。
平成26年11月18日、高千穂のホテルを8時10分に出発。218号線を延岡方面に向かい5km程右折し、天翔大橋で五ヶ瀬川を渡り205号線に出る。

35、鶴の平眼鏡橋

橋長:13.8メートル
橋幅: 2.7メートル
川名:秋元川 (五ヶ瀬川の支流)
photo:RIVHOT Works (18th Nov, 2014)

右の205号線から左に上り坂に橋が架かっています。
 


 

218号線からの天翔大橋

途中見かけた日本蜜蜂の巣箱


2020年2月16日日曜日

34、仮屋橋 (旧安政橋)

佐伯のホテルを8時10分に出発、10号線を西に進み、最初に訪ねるのは「仮屋橋」、予めネットで調べたところ、近くにコンビニローソンがあり、橋が見える距離なのでナビをセットして出発しました。

安政7年/万延元年(1860)に架橋された安政橋は大正3年(1914)に崩壊流失したため、大正6年(1917)に再建し、水路兼用の石造りアーチ橋「仮屋橋」と橋名を改めたようです。
 
34、仮屋橋 (旧安政橋) 臼杵市野津町大字野津市 竹下

橋長:29.3メートル
橋幅: 3.2メートル
架橋:大正6(1917) /旧安政橋:安政7年(1860)
形状:水路併設石造りアーチ橋

石工:川野茂太郎
Photo:RIVHOT Works 23th May 2012
 
 
 

 
水路の水が漏れて川に落ちています。橋面は歩道と水路が並行しています。

 
 
 
 

 



 
 

2020年2月15日土曜日

33、奥ノ口橋

平成28年(2016)11月23日、佐世保のホテルを8時20分に出発、世知原(せちばる)の石橋群を見て回りました。今回の紹介は「奥ノ口橋」です。佐々川の支流鍋田川に架けられており、過去の水害で壁石は流され、輪石のみが残っていました。

33、奥の口橋 (佐世保市世知原町太田奥ノ口

橋長:3.4メートル
橋幅:1.7メートル
川名:鍋田川
架橋:大正15年(1926)
photo:RIVHOT Works 23th Nov, 2016

 
輪石だけが残っていました。奥には並行して新しい橋が架けられていました。

 
藪をかき分けてやっと着きました。

 


 

 

2020年2月14日金曜日

32、若宮井路鏡水路橋 (わかみやいろかがみすいろきょう)


平成26年(2014)11月17日、大分のホテルを8時10分に出発、笹無田の水路橋を見た後向かったのが、同じ水路の上流になる「若宮井路鏡水路橋」です。
今日は高千穂投宿、夕食後高千穂神社の神楽を見学します。
 
当時、大分県南部に位置する豊後大野市の台地にある「朝地地区」の100ヘクタールの田畑に、その台地より高いところを流れる、竹田市の稲葉川から全長20kmもの水路を作り送水しています。
 
32、若宮井路鏡水路橋 大分県竹田市千引
 
橋長:29メートル
橋幅:?
架橋:明治42年(1909)
川名:濁淵川
 

2連の一つは県道47号線、もう一つは濁淵川に架かります。
 
「千引」バス停
 
 
 
 
 
 
 

2020年2月13日木曜日

31、洗心橋

平成26年(2014)11月21日、今日は福岡で食事会があるので、昼には鹿児島を後にしたい、ホテルを8時15分に出発、朝一番で石橋公園の橋を見学後、枕崎方面に向かい最後が、幼稚園の前に架かる「洗心橋」でした。

31、洗心橋 (せんしんばし) 鹿児島市和田町

橋長:8.6メートル
橋幅:3.8メートル
架橋:大正6年(1917)
川名:和田川
石工:不明

 
 
橋を渡った先は「谷山幼稚園」NHKBSの「こころ旅」で火野正平が園児とおしゃべりをしていましたネ。

洗心橋
 

 
 

2020年2月12日水曜日

30、障子岩橋

平成24年(2012)5月23日、佐伯のホテルを8時10分に出発、今日の目標は豊後大野市の石橋を20以上訪ねる予定です。

訪ねたのは、688号線中津牟礼川に架かる「障子岩橋」、水路への水の取り口の上に架かる橋です。橋の輪石に花が咲いていました。

今は並行して新しい橋が架かっています。

30、障子岩橋

橋長:23メートル
橋幅: 3.6メートル
架橋:大正12年(1923)
川名:中津牟礼川
石工:和田丑太郎
phpto:RIVHOT Works(23th May 2012)

 
水路への出水口です。
 
左は今の新しい橋です。

輪石に花が咲いています。
 

 
 

2020年2月11日火曜日

29、一の橋

院内には3度目の訪問で。平成22年(2010)には安心院から、平成24年(2012)には耶馬渓から、そして今回、平成28年(2016)は、前日自宅を出発、愛媛の大洲に泊まり、11月19日早朝7時50分にホテルを出発、八幡浜佐賀関から国道四九フェリーで大分に渡り、院内に着いたのが13時、4架の橋を見て福岡まで行きます。

この橋は、山神社の参道として北山川に架けられた石造りのアーチ橋です。

29、一の橋 (いちのばし) 大分県宇佐市院内町北山

橋長:13.25メートル
橋幅: 2.3メートル
架橋:明治26年(1893)
川名:北山川
石工:加来由蔵、小野萬吉


左から橋を渡ると右側に山神社があります。
 

「石橋と柚子のまち院内」がこの町のキャッチコピー
 
 
 


 

154、菅野尾橋

しばらく、投稿をご無沙汰してしまいました。 平成26年11月17日、昨日は愛媛の佐多岬、三崎港からフェリーで17時頃に大分県の佐賀関港に上陸、大分で泊まりました。 この日は8時10分に大分のホテルを出発、竹田(たけた)市、豊後大野市の石橋を見ながら、8号線を南下、宮崎の高千...