2020年2月1日土曜日

20、通潤橋

初めて通潤橋を訪ねたのは、平成22年11年18日緑川の橋を巡った後、福岡に向かう途中、矢部町に入ると、フロントグラスいっぱい、夕焼けに輝いた通潤橋が現れました。着いたのが5時過ぎ、時間が無く再訪することにしました。

次に行ったのが、2回目の九州石橋旅、平成24年5月24日でした。前回見逃した緑川の橋を見て廻りました。

通潤橋は、田畑の灌漑用に作られた水路橋です。田畑のある白糸台地は周囲を谷に囲まれ水源となる笹原川からは6キロ離れており、最後に五老ヶ滝川の谷を渡して水を送り込まなければばなりません。そこで考えられたのが連通管(サイホン式)の水路橋です。橋の上に石の管を一切水漏れの無い様につないで、対岸の大地に水を送り込まなければならない大工事だった様です。

潤橋 (つうじゅんきょう) 熊本県益城郡大和町(旧矢部町)城原

橋長:75.6メートル
橋幅: 6.3メートル
架橋:嘉永7年(1854)
川名:五老ヶ滝川
石工:宇市、丈八、甚平

石工の丈八は、後の橋本勘五郎、兄の宇市と弟の甚平と関わっています。
 



石の管を掃除するため定期的に放水があります。


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